商品撮影のコツ①背景

実際の商品を手にとって確認できる実店舗と違い、Webサイトで商品を販売する際に重要なのは、商品写真です。

プロに頼めば良いのでしょうが、取り扱う商品の点数が多い、またはお金をかけたくないという場合は、自分で撮るしありません。しかしプロっぽい写真や、美味しそうに撮るのはなかなか難しいものです。
普段、コンパクトデジカメを使っているならば、あまり設定をいじった事がないかもしれません。けれど商品撮影をする場合、商品によっては設定を変えた方が魅力的な商品撮影ができる場合があります。
たとえば「露出補正」。これで写真の明るさを調整してみましょう。次に、「ホワイトバランス」。どのような光の下で撮影するのかを設定する機能ですが、この設定を間違えると商品本来の色になりませんので、必ず設定しましょう。そしてフラッシュの設定。

基本的に商品撮影にはデジカメのフラッシュは使いません。OFFにしておきましょう。これらの設定がすんだら、つぎは「背景」です。

商品の魅力が際立つ背景

デジカメの設定をいじるだけではなく、ちょっと背景を工夫するだけで、魅力的な商品撮影ができます。
例えば食品の場合は、お皿に盛り付けた状態で撮影しましょう。造花やテーブルクロス等を敷く、綺麗な布や紙を背景にするのもいいですね。

背景を工夫することで商品だけを撮影するのよりも、使う際のイメージが沸きやすくなります。カメラを三脚で固定して、左手で商品を持って、レンズに近づけてみるのもお勧めです。ケースに入ったままの食品写真では、お客様の想像を駆り立てることはできませんよ。

薄くて小さな商品の場合は、スタンド等を使って商品とカメラを同じ目線から撮影すると、立体感・高級感が生まれます。またガラス、液晶画面等がある商品の場合は、黒いレフ板を使いましょう。背景の映り込みが解消され、商品に透明感が出ます。

背景の工夫にお金をかける必要はありません。百均などを賢く利用して、思わず買いたくなる様な写真を撮りましょう。